アルバック・クライオ製クライオポンプ用コンプレッサーのアドソーバーの交換方法とは?
アルバック・クライオ製クライオポンプ用コンプレッサーユニットC30VRを例に、アドソーバー交換の方法について動画で解説しています。
使用する工具:30mmスパナ,26mmスパナ,プラスドライバー,10mmスパナ
コンプレッサーユニット背面から作業を行います。
1)30mmスパナ、26mmスパナを使用して、コンプレッサーからフレキホースを取り外します。
2)30mmスパナを使用して、ジャムナット、ワッシャーを取り外します。
3)プラスドライバーを使用して、リアパネルを固定しているネジ(7箇所)を取り外し、リアパネルを取り外します。
4)パネル内部の継手部からロックワッシャーを取り外します。
5)30mmスパナと26mmスパナを使用して、アドソーバーに接続されている内部フレキホースを切り離します。
6)10mmスパナを使用して、アドソーバーを固定しているボルトを外します。
7)アドソーバーを取り外します。
【新しく取り付けるアドソーバーの確認を行ってください】
※継手部分〔2箇所〕にパッキンが正しく装着されているか、継手部分にゴミなどが付着していないか確認してください。
8)アドソーバーの固定ステーがコンプレッサー内部のサポートに入るように、新しいアドソーバーを取り付けます。
9)固定ボルトを手回しで取り付けて、アドソーバーを仮固定します。
10)フレキホース継手部のシート面をクリーンルーム用ワイパーを使用して清掃します。
(コンプレッサー側・アドソーバー側両方を清掃します)
11)30mmスパナ、26mmスパナを使用して、アドソーバーと内部フレキホースを接続します。
12)リアパネルを仮に装着し、アドソーバーのヘリウム接続口がパネルの穴の位置に合っているか確認し、リアパネルを取り外します。
13)10mmスパナを使用して、アドソーバー固定ボルトを本締めします。
14)接続部付近のリークテストを実施します。
15)パネル内部の継手部にロックワッシャーを取り付けます。
16)プラスドライバーを使用して、リアパネルを取り付けます(ネジ7箇所)。
17)30mmスパナを使用して、ジャムナット・ワッシャーを取り付けます。
18)フレキホース接続部をクリーンルーム用ワイパーで清掃します。
19)フレキホース側の接続部もクリーンルーム用ワイパーで清掃します。
20)30mmスパナ、26mmスパナを使用して、フレキホースを接続します。
21)フロントパネル側のゲージを確認し、充填圧力が規定値であるか確認します。
規定値を下回っている場合、ヘリウムガス充填を行ってください。
フロントパネル交換記録記載欄に積算時間、交換日、交換者を記入します。
(積算時間はフロントパネルの左上にあります)
ぜひ、動画でご覧ください。
アルバック・クライオ製クライオポンプ用コンプレッサーのアドソーバーの交換方法
動画