市場はグローバル。アルバックテクノでは海外に向けた仕事も経験できる

私は2015年に新卒採用で入社しました。

大学で行われた企業の合同説明会があり、先生の紹介でアルバックテクノの話を聞きました。

大学では電気系を学んでおり、同じ研究室の先輩がアルバックテクノに勤めていたということや、人事の方との連絡のやりとりなどを通じてアルバックテクノに入社しようと思いました。

入社して最初に配属されたのは石川県のCSセンターです。フィールドサービスエンジニアとして1年くらい経験を積みました。

それから、アルバック本社への出向を経て、千葉県茂原市のCSセンターに配属され、その後、現在の部署である「技術部 FPD技術課」に配属されました。

アルバックの装置をお客さまから要求をいただいて改造する部署です。技術職はお客さまの要求に対して技術検討を行い、設計職はそれに従って設計を行います。

改造といっても、まったく別のものにつくりかえるというわけではなく、部品を変えたり、生産終了した部品に対して代替品を提供するなどのアップグレードを行います。

私はおもにフラットパネルディスプレイ（FPD）を担当しています。

いまの部署では私が一番若いです。基本的にはいろいろな装置をまんべんなく見てきた人が担当する業務だと思います。

楽しいですね。ここにはいろんな装置があります。同じFPD装置であっても、いろんな案件がやってくるし、ものすごく古いレガシーな 装置が来たりもする。私が生まれる前のものなどもあります。とにかく、いろいろな装置をみるだけでも楽しいです。

また、やりがいといえば、一からどのように改造するかということを考えて、いろいろ検討し、改造の工事が終わってできあがったときの達成感です。

装置によっては部品がないものもあります。古い装置だと、仕様もわからないものもあるので、その場合は、現地に伺って、実際に寸法を測ったり現物を確認したりしながら、代替品を探すなど地道な作業も行います。

こういう作業を繰り返し、先輩たちと一緒に取り組んだものがちゃんと動いたとき。これはまさにやりがいだと思います。

いろいろな装置に触れるようになって、さまざまな知識や経験が増えていき、問題解決におけるアプローチが進化して対応力が増したと思います。

急なトラブルなどが発生した際にも、対処できるようになったと思います。

また、以前よりも、お客さまと触れ合う機会が確実に多くなったので、対人コミュニケーション能力はかなり得意になったと思います。お客さまの要望を聞くだけではなく、提案も行っています。

社内においても、設計部署や調達部署、設計のなかでも電気設計や制御設計、機械設計などチームが分かれています。他部署と連携を取っていくため、いろいろな人とのコミュニケーションが求められます。

ただ、いまの部署では私が一番若いので、まだまだ学んでいる最中です。

わからないことは、わかったふりをしない。

わからないことは、素直に「教えてください」というようにしています。

設計には設計のプロがいますから、正直に「助けてください」と言っています。わかったふりをしたほうが、進行はスムーズかもしれません。しかし、わからないことはわからないと、曖昧にすると後々引きずることになりますし、無用なトラブルの原因になりかねません。

フィールドサービスエンジニアは、全国に20拠点以上、海外にも拠点がありますから、転勤があります。

転勤をネガティブに感じることもあるでしょうが、私にとっては若いときに経験できてとても良かったと思っています。

それぞれの地域で、いろいろな会社もあり、人の雰囲気も違うので、学ぶべきことは多いです。もちろん、食べるものや遊ぶ場所などプライベートにおいても実際に住まないとわからない魅力もたくさんあります。

自分自身の成長という面でも、短期間の出張では経験できない価値があると思います。

先輩から教わったことを、次の世代に伝えていきたいです。

私には師匠と呼べる人が何人もいます。私も誰かの師匠となれるような存在になりたいです。

エンジニアは、会社員でありながら、職人さんみたいな人が多いです。みなさん、とてもかっこいいんですよ。自分もそうなりたいと思います。

そういう先輩たちと出会えたこともアルバックテクノの魅力だと思います。