
アルバックテクノが提供する受託成膜加工サービス
硬質膜-スパッタリング膜
[硬質膜-スパッタリング膜]概要
コーティングサービス(受託成膜加工)には様々な手法があり、スパッタリングはその一つです。
当社では複数台のスパッタリング装置を運用し、試作開発向けの単発・少量物件から量産品の受託生産まで多岐にわたるコーティングサービスに対応しています。
特長
1:装置・膜質に精通したスタッフが対応します
2:多様化する膜質に対応した装置をご用意しています
3:クリーン環境での対応が可能です
4:試作から量産まで幅広くご対応します
当社のスパッタリング装置及びコーティング材料について
スパッタリング装置
当社のスパッタリング装置は、DCスパッタリングの他、独自のスパッタリング法であるUBM(アンバランスマグネトロン)スパッタリングがあります。
コーティング中のスパッタリング装置内で磁場バランスを意図的に崩すことにより、材料のイオン化率を高め、コーティング被膜の膜質や密着性を向上させる方式です。

コーティング材料
コーティング材料のターゲットはスパッタリング装置内に複数セットできますので、異なる材料ターゲットをセットして多元素被膜の積層成膜に対応したコーティングサービスが可能です。
コーティング中に反応ガスを導入しながら成膜する反応性スパッタリングで施工すれば、酸化物・窒化物・炭化物等の化合物被膜のコーティングサービスにも対応可能です。
スパッタリングによるコーティングサービスで現在対応可能な膜種には、以下のようなものがあります。
・単一元素系
Pt、Au、Rh、Pd、Ag、Ge、Al、Si、Ti、Cr、Ni、Zr、Nb、Ta、W、Re、Ir、C、他
・合金系
TiAl、TiCr、Monel、MoS2、ハステロイ合金、ITO、AlSi、B4C、他
上記以外の膜種につきましても、コーティング材料のターゲットを準備することによりスパッタリング成膜で対応できる場合がありますので、お問い合わせください。

スパッタリング法について
スパッタリング成膜とは
スパッタリングは、ドライプロセス(乾式めっき法)の一種であり、基材と対向配置した材料ターゲットに高いエネルギーを持ったイオンを衝突させ、材料ターゲットからコーティング材料を叩き出し、基材上にコーティング材料を堆積する方式です。

スパッタリングと真空蒸着の違い
(スパッタリング)
洗面器に水を張り、棒のようなもので表面をピチャピチャ叩く(英語でsputterといいます)と飛沫が飛びますが、例えばそこにガラス板を近づければ表面には勢いよく水の膜が着きます。
これがスパッタリングの原理です。
洗面器の水を塩水や砂糖水(=合金材料や複合材料)にしておけば、そのままの飛沫が飛んで膜にすることもできます。
(真空蒸着)
ヤカンに水をいれて火にかけると、ヤカンの口から水蒸気が出てきます。
例えばそこにガラス板を近づければ表面には水蒸気が着いて水の膜が形成できます。
これが真空蒸着の原理です。
ある程度火力を上げる(=成膜速度を上げる)ことができるのが特徴ですが、水蒸気がガラスに到達する勢いはスパッタリングのときほど強くはありません。
また、ヤカンに入れる水を塩水や砂糖水にしても口から出てくるのは塩水や砂糖水の蒸気にならないのと同じで、合金材料や複合材料の成膜には難があります。
スパッタリング成膜の特徴
液体や高温のガスに接触させることなくコーティングができるので基材への影響が少なく、廃液や排気ガス等を発生させないクリーンな成膜プロセスと言えます。
前述した例の通りスパッタリングでコーティングされる被膜は高い運動エネルギーをもって基材上に到達しますので、真空蒸着法でコーティングされる被膜に比べて密着強度を高くすることが出来ます。
また、コーティングサービスを繰り返して御依頼頂くケースでは再現性が高く、コーティング品質が安定しているのも特徴です。
材料ターゲットを準備・交換すれば、低融点金属・高融点金属も対応可能で、様々な材料のスパッタリング成膜が可能です。
スパッタリング膜の適用例
スパッタリングによるコーティングサービスを適用いただいた実施例として以下のようなものがあります。
1:高耐熱性・離型性を目的とした金型への表面処理 (Ti系、Cr系、貴金属膜等)
2:接合を目的としたメタライズ処理、下地膜処理 (低融点金属、Cr、Ni、Cu、等)
3:セラミックスやガラス基材への導電膜形成 (Al、Cu、Au、Ag等)
4:高エネルギー機器部材への誘電体膜形成
5:医療機器・部材への保護膜形成
6:貴金属を用いた装飾膜形成
7:その他、試作開発を目的としたスパッタリング成膜等
表面処理一覧
WET成膜
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VACAL®(バッカル)
クラックの発生を極めて少なくするアルミニウム、およびその合金上へのアルマイト皮膜処理
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TUFRAM®(タフラム)
硬質アルマイトとフッ素樹脂の複合被膜 低摩擦と耐摩耗性向上のアルミ専用の表面処理
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NEDOX®(ニダックス)
無電解ニッケルとフッ素樹脂の複合被膜 高硬度と耐摩耗性向上の各種素材への表面処理
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NIFGRIP®(ニフグリップ)
無電解ニッケルとフッ素樹脂の共析被膜 非粘着や離型性効果の各種素材への表面処理
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ULCERAM®-C39(アルセラム-C39)
フッ素を使用しないセラミック系のコーティング(塗装)被膜 耐熱性と非粘着性を兼ね備えた表面処理
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大型硬質アルマイト
日本最大級を誇る大型液晶製造装置対応のアルマイト処理
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アルマイト処理
アルマイト(陽極酸化処理法)の基礎から、当社独自の応用技術をご紹介しています
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ALpika®(アルピカ)
低放出ガスの表面処理
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SUSpika®(サスピカ)
容易で良質な処理を応用
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SuperALpika®(スーパーアルピカ)
アルミニウム合金の低放出ガス耐食処理
DRY成膜-光学膜
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光学膜-あらまし
アルバックテクノの光学膜について
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光学膜-撥水膜
撥水性、潤滑性に優れる撥水性コーティング
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光学膜-反射防止膜
表面反射を低減、透過率をより向上させるコーティング
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光学膜-カラーハーフミラー
反射特性と透過特性を合わせ持つ光学膜
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光学膜-黒色膜
スパッタリングによる光学薄膜で成膜される反射防止膜
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光学膜-反射ミラー
劣化・腐食を抑える金属膜コーティング
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光学膜-赤外線カットフィルター
熱線をカットし、熱線の影響を低減するダイクロイックフィルター
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光学膜-多層膜コーティング
特定の波長域の透過率や反射率の強さをコントロールできる多層膜コーティング
DRY成膜-硬質膜
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硬質膜-あらまし
アルバックテクノの硬質膜について
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硬質膜-TiN膜
母材との密着性が非常に高い耐磨耗性、耐スクラッチ性に優れた硬質膜
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硬質膜-CrN膜
酸・アルカリに対して優れた耐食性を持つ硬質膜
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硬質膜-DLC膜
アモルファス構造で潤滑性・摺動性に優れた硬質膜
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硬質膜-AlTiN膜
真空中の金属部品からの放出ガスを低減させる特性を持つ硬質膜
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硬質膜-TiCN膜
塩水環境化でも高い耐食性を示す硬質膜
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硬質膜-MoS2/TiN膜
潤滑油が使用できない環境などでの摺動、シール面への成膜に適している硬質膜
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硬質膜-加飾膜
食器向けに最適な硬質膜
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硬質膜-スパッタリング膜
アルバックテクノが提供する受託成膜加工サービス

目的にあった表面処理のご案内
部材の特性やご利用目的による適切な表面処理の選び方をご紹介しています