表面処理とは
アルバックテクノの表面処理は、オリジナル技術から生まれたものと米国マグナプレート社との技術提携による確かな技術から構成されています
表面処理とは
表面処理とは、素材の表面に対して、性質や機能を向上させる技術です。
その目的は耐摩耗性向上、滑り性向上、耐食性向上など、その用途に応じて多岐に渡ります。
また、処理の方法についてもアルマイトやめっき、塗装膜など、さまざまな種類の処理が存在します。
適材適所に必要な表面処理を選定することが大切です。
一般産業に求められる表面処理
一般産業は慢性的な人員不足を解決するために、さまざまな工程のFA化が進められています。
業種や業界、その用途により求められる表面処理の効果はさまざまですが、とくに、複数の効果や機能を持つ表面処理が求められます。
真空装置に求められる表面処理
真空関連で使用される表面処理には、おもに低パーティクルでコンタミネーションが少なく、耐食性が高いことなどが求められます。
また、昨今の技術革新により、新たな開発用途で求められる性能への対応なども重要です。
アルバックテクノの表面処理とは
アルバックテクノの表面処理は、オリジナル技術から生まれたものと米国マグナプレート社との技術提携による確かな技術から構成されています。
真空関連用途向けでは、CVDやエッチング装置用の電極、防着板、シャワープレート、ベースプレートなどへVACAL®(バッカル)シリーズを採用いただいています。また、ご要望の性能を持つ表面処理を開発対応するケースもございます。
一般産業の用途では、TUFRAM®(タフラム)、NEDOX®(ニダックス)、NIFGRIP®(ニフグリップ)、ULCERAM-C39®(アルセラム-C39)などの独自の表面処理が、FA装置の部品、生産設備用の治具、樹脂等の金型、食薬品装置などのざまざまな部品に採用されています。
お客さまからの多彩なニーズにお応えしてきた経験をもとに、貴社へ最適な表面処理をご提案します。
表面処理一覧
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VACAL®(バッカル)
クラックの発生を極めて少なくするアルミニウム、およびその合金上へのアルマイト皮膜処理
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TUFRAM®(タフラム)
硬質アルマイトとフッ素樹脂の複合被膜 低摩擦と耐摩耗性向上のアルミ専用の表面処理
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NEDOX®(ニダックス)
無電解ニッケルとフッ素樹脂の複合被膜 高硬度と耐摩耗性向上の各種素材への表面処理
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NIFGRIP®(ニフグリップ)
無電解ニッケルとフッ素樹脂の共析被膜 非粘着や離型性効果の各種素材への表面処理
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ULCERAM®-C39(アルセラム-C39)
フッ素を使用しないセラミック系のコーティング(塗装)被膜 耐熱性と非粘着性を兼ね備えた表面処理
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LECTROFLUOR®(レクトロフロー)
深刻なダメージを与える過酷な環境において、腐食や酸化を防止するフッ素樹脂複合膜表面処理
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大型硬質アルマイト
日本最大級を誇る大型液晶製造装置対応のアルマイト処理
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アルマイト処理
アルマイト(陽極酸化処理法)の基礎から、当社独自の応用技術をご紹介しています
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ALpika®(アルピカ)
低放出ガスの表面処理
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SUSpika®(サスピカ)
容易で良質な処理を応用
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SuperALpika®(スーパーアルピカ)
アルミニウム合金の低放出ガス耐食処理
目的にあった表面処理のご案内
部材の特性やご利用目的による適切な表面処理の選び方をご紹介しています