FAQ|各種表面処理方法による処理について
TUFRAM®(タフラム)処理後に素材の面粗度は維持できますか?
若干ですが面粗度は悪くなります。
TUFRAM®(タフラム)のベース膜は硬質アルマイトです。
めっきの場合はニッケルあるいはクロム等を析出させるため、表層の皮膜が一番新しい皮膜です。
しかし、硬質アルマイトの場合は低温の硫酸浴中で陽極酸化反応にてアルミを酸化アルミに変化させることにより成膜します。
この陽極酸化反応は皮膜の最下層にて行われています。
硬質アルマイトで一番新しい皮膜は最下層であり、表層の皮膜は最初に成膜された皮膜が押し上げられてきたものといえます。
表層の皮膜は硫酸浴にもっとも長く触れている部分であるため面が荒れてしまいます。
俗に面粗度1Sが3S程度になるといわれています。
部品の製作時に面粗度を要求値にしておくことは重要です。
TUFRAM®(タフラム)皮膜「バフ研磨時面粗度比較データ」
各種表面処理方法による処理について
材料、使用目的により最適な表面処理方法をご紹介しています。
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